かつて「アレクサンドルの庭」と呼ばれた地域の下部に位置するのが、トビリシを代表する公共の憩いの場、ジョルジ・レオニゼ庭園です。歴史に根ざしたこの広大な庭園は約36,000平方メートルに及び、賑やかなルスタヴェリ大通り、アトネリ通り、ジョルジャゼ通り、チャンツーリア通りに囲まれて静かに佇んでいます。
1859年に開園し1865年に完成したこの庭園は、スウェーデン人建築家オットー・シモンソンの設計によるものです。当初は「アレクサンドルの庭」としてロシア皇帝アレクサンドル1世にちなんで名付けられ、皇帝がトビリシを訪れた際に植えた苗木が今日まで続く緑の歴史の始まりとなりました。のちに路面電車の線路が庭を二つに分け、現在の4月9日庭園とジョルジ・レオニゼ庭園が生まれました。
庭園の中心にはシモンソン設計の優美な噴水があり、長年にわたり訪れる人々を魅了してきました。すぐそばには国立ギャラリー(かつてはChurch of Glory/栄光の教会、軍事・歴史博物館)があり、庭園の文化的な雰囲気を一層高めています。近隣のカシュヴェティ聖ゲオルギ教会も歴史の深みを添え、そこかしこにそびえる何世紀もの古木が静かな木陰を作り、訪問者に安らぎのひとときを提供します。
アレクサンドルの庭の下部は1980年代に大規模な改修が行われ、2000年にジョルジ・レオニゼ庭園と改名されました。名高い作家・詩人・学者であるジョルジ・レオニゼの名を冠し、彼の像が庭園の文化的価値をさらに高めています。
庭園の周辺には居心地の良いカフェやブティックホテル、アトネリ劇場などが点在し、トビリシの活気ある文化に触れることができます。静かな休息を求めるもよし、地元の美味を味わうもよし、ジョルジ・レオニゼ庭園は都市の喧騒の中に佇む緑の聖域として訪れる人々を温かく迎えます。
