ラド・グディアシュヴィリ広場に足を踏み入れると、まるで旧トビリシの中心へ時間旅行をするかのような感覚に包まれます。著名なジョージアの画家ラド・グディアシュヴィリの名を冠したこの約600年の広場は、豊かな歴史と変わらぬ歴史的雰囲気を湛え、市内でも特別な目的地です。
1785年、エレクレ2世の治世にトビリシの都市計画上に初めて記されたこの広場は、当初は平屋根の家々に囲まれていました。19世紀に入るとトビリシ名物のバルコニー付き住居が加わり、時代ごとに様々な呼び名—Bejanas Baghi、Abbas-Abasi Square、Kolortaghi、Alaverdov、Moghnis—で知られるようになりました。それぞれの名は広場の豊かな歴史の一端を物語っています。
広場にはいくつかの建築的な宝物が残されています。その一例が1820年代の住宅建築で、地域では「"Literary Georgia" の編集部」や「"Blue House"」として知られています。トビリシで最も古い建物の一つであり、かつてはロシア皇太子やロシア軍の本部および将校用ホテルとしての役割を果たしました。
2018年に実施された大規模な復元工事により、広場の歴史的遺産はさらに息を吹き返しました。16世紀の家屋や地下室が保存・復元され、当時の外観が再現されたほか、訪れる人々がその建築美を間近で楽しめるようベンチも設置されました。
喧騒の中の静かなオアシスとも言えるこの広場には、風情ある恋人の噴水があり、ロマンチックな雰囲気を添えています。Lermontovi、B. Akhospireli、Gia Abesadze、Abo Tbileli といった通りが交差する場所に位置し、リバティ広場(Liberty Square)からも近いため、アクセスしやすく落ち着いて過ごせるスポットです。
広場の名の由来であるラド・グディアシュヴィリは、トビリシの芸術サークルの中心的人物であり、Syndicate of Futurists の一員でもありました。カフェ Kimerion の壁画で知られる画家で、初期の作品は街の独特な住人たちや生活様式に深く根ざしており、トビリシの文化的風土に大きく貢献しています。
歴史の物語に惹かれる方も、芸術家の足跡をたどりたい方も、あるいは静かな時間を求める方も、ラド・グディアシュヴィリ広場はロマンスと歴史が交差するユニークな体験を提供します。トビリシの過去と現在が調和する光景をぜひご堪能ください。
