忙しい首都バクーから車で約1時間の場所にあるゴブスタン国立公園で、時を超える旅に出かけましょう。537ヘクタールに広がるこの文化的景観保護区には、4万年にわたる人類の歴史を物語る6,000点以上の岩刻、洞窟壁画、ペトログリフが点在し、古代の豊かな遺産に触れることができます。
ゴブスタンの岩だらけの丘は、石器時代から中世に至る人々の生活の痕跡をとどめ、先祖たちの日常を魅惑的に垣間見せます。多数の刻画や壁画には、儀式、狩猟の場面、戦士、舟、さらには占星術の図像まで描かれ、当時の人々の関心や想像力を伝えています。
岩刻に加え、ゴブスタンは泥火山でも知られ、その土壌は療養的な効能があると信じられています。公園内にはGaval Dashという叩くと旋律のような音を発する独特の「楽器石」もあり、この不思議な石と古代の壁画が地域の初期住民の文化や伝統をいっそう魅力的に伝えます。
ノルウェーの人類学者で冒険家のトール・ヘイエルダールは、アゼルバイジャンの豊かで古い文化を文明の揺籃の一つと見なせると述べました。ユネスコ世界遺産として、ゴブスタン国立公園はこの貴重な遺産を未来へと伝える重要な役割を担っています。
さあ、時をさかのぼり、古代の岩刻、泥火山、そして魅惑のGaval Dashが待つゴブスタン国立公園の不思議をぜひ体験してください。
