Rustaveli AvenueのNational GalleryとGeorgian Museum of Fine Artsの間にひっそりと佇むKashveti Churchは、ジョージアの宗教と芸術の歴史を静かに雄弁に語る存在です。純白の外観の下には、著名な画家Lado Gudiashviliによる色鮮やかなフレスコ画が広がり、それぞれの筆致が国の深い物語を伝えています。
Kashveti Churchにまつわる伝説は、6世紀にジョージアでキリスト教を広めた13人のアッシリア人修道士の一人、Holy Father David Garejeliに由来します。民話によれば、ある女性がデイヴィッド神父を妊娠させたと虚偽の訴えをした際、神父は有罪なら子を産むだろう、無実なら石を産むだろうと宣言しました。結果として彼女は石を産み、この異例の出来事が教会名の由来となったとされます。最初の礼拝堂はこの奇跡が起きたと信じられる場所に建てられました。
長い年月を経て古い礼拝堂は損耗により取り壊され、現在のKashveti Churchは建築家Leopold Bilfeldtの設計で1904年から1910年にかけて建設されました。サムタヴィシ大聖堂(Samtavisi Cathedral)を彷彿とさせる十字ドーム式の建築はイタリア産大理石を用い、三部構成の外観にはジョージア各地の古い教会に影響を受けた精巧な彫刻が施され、見事に調和した造形を見せます。
内部に足を踏み入れると、まず1947年にLado Gudiashviliが描いた鮮烈なフレスコ画に心を奪われます。聖母マリアが幼子イエスを抱く場面、使徒たちの聖体礼儀、受胎告知を伝える大天使ガブリエルなど、印象深い聖書の場面が描かれ、Gudiashviliの技量と、耐久性に優れた古来のエンカウスティック(蝋彩)技法の力を示しています。
公式名称はSt. GeorgeのKashveti Churchで、トビリシ中心部にあるジョージア正教会の施設であると同時に、何世紀にもわたる信仰・芸術・文化の物語を語る生きた記念碑です。独特の伝説、魅力的な建築、美術的な豊かさを備えたKashveti Churchは必見の名所。ぜひ自分の目でこの歴史の宝石を確かめ、その壁内に刻まれた物語に触れてください。
