活気あふれるトビリシのデゼルテル・バザールに足を踏み入れれば、アジアのバザールとヨーロッパの食品市場が混ざり合った文化の万華鏡が広がります。Station Square Metroの近くに位置するこの市場は、2,000平方メートル以上に及び、新鮮なジョージア産の野菜や果物、伝統的なチーズ、村々から直送されるジューシーな肉類が豊富に並びます。 デゼルテル・バザールは豊かな歴史を有し、その名は1920年代、露・ジョージア戦争の後に脱走した兵士たちが装備や武器を売りに来たことに由来します。今日では過去と現在が心地よく融合し、混沌でありながら本物の雰囲気が残る市場は90年代を思い起こさせる一方、進化するジョージア文化の側面も感じられます。 地元の農家たちは持続可能な方法で栽培した、農薬不使用・GMOフリーの風味豊かな果物や野菜をジョージア各地から持ち寄ります。生鮮品に加え、ジョージア名物のスパイス、自家製ピクルスやサルサ、伝統菓子のchurchkhelaなど、ここでしか出会えないユニークな品々も多数見つかります。 市場では自家製ワインやチャチャ(chacha)も販売されており、再利用されたソーダ瓶に詰められて売られていることもあり、ワイン好きには個性的な試飲体験を提供します。 デゼルテル・バザールは単なる買い物の場ではなく、視覚・聴覚・嗅覚を刺激する感覚の旅そのもの。ストリートフォトグラファーにとっては、市場の喧騒と鮮やかな色彩を捉える最高の舞台です。 新鮮な本物の食を求めるグルメ、スローフードの支持者、本物のジョージア体験を望む旅行者──いずれの旅人にとっても、デゼルテル・バザールはトビリシで必訪のスポットです。旬の果物の試食やジョージア独特のパン焼きの過程の見学を通じて、この市場の豊かな食文化と多様性を存分に味わってください。
