ジョージアのサムツヘ=ジャヴァケティ地方は、絵のように美しい風景と落ち着いた空気に満ち、山岳スポーツやハイキングに最適な地です。しかし、この地の何世紀にもわたる興味深い歴史をより深く知りたいなら、ボルジョミ郷土博物館は見逃せないスポットです。
1938年に設立されたボルジョミ郷土博物館は、ロマノフ家の旧避暑邸宅に収められています。1890年にドイツ人建築家シュヴァイアーによって擬ゴシック様式で建てられたこの堂々たる宮殿は、建築そのものが見る者を魅了する芸術品です。館内の展示だけでなく、建物自体も必見です。
博物館の所蔵品は多岐にわたり、考古学、歴史、民族学、民芸、地域の動植物に関する約3万8千点に及びます。各展示はそれぞれの物語を語り、紀元前2〜1世紀に遡るユニークな青銅製装飾品や原始的な武器、古代のコイン、ロマノフ家の私物といった品々が並びます。陶器やガラス、磁器、青銅製の日用品、木彫り、絵画や版画といったヨーロッパ・アジア由来の食器類も豊富に揃っています。
博物館は人工物の歴史だけでなく、地域の自然史も大切に紹介しています。印象的な例として、ゴデルジ峠出土の化石化した木の標本があり、この地の多様な自然の歩みを雄弁に物語っています。
ボルジョミ自治体、セイント・ニノ通り5番地に位置するボルジョミ郷土博物館は、来訪者を時代をさかのぼる旅へ誘います。開館は月曜を除く毎日10:00〜18:00です。
有名な鉱泉水や風光明媚な公園で知られるボルジョミですが、郷土博物館で過去を辿る旅をしなければ訪問は完璧とは言えません。魅力あふれるこの地域の豊かな歴史に浸ることで、ジョージアの多層的な物語をより深く理解できるでしょう。
