ジョージアの中心部、Samtskhe-Javakheti National Parkの雄大な風景とトルコ国境の近くに佇むのが、深い宗教的意義を持つ名所、Ude Monasteryです。古代の物語と地元の伝承が織りなす歴史が、忘れがたい文化体験をもたらします。
中世の風情を残す村Udeは、歴史愛好家の必訪地です。村の中心はDormition of the Virgin Monastery Complexで、保存された教会群の中でも最大規模。9世紀に遡る基礎をもち、数々の侵攻による傷跡を抱えながら歴史のうねりを見守ってきました。
20世紀初頭、Udeのカトリック住民は風化した建物を大きな教会に建て替え信仰を表しました。しかし共産政権下では礼拝が禁じられ、カトリック司祭は投獄され、教会は倉庫に転用されるなど信仰は試練にさらされました。夜の静けさの中、村人たちは唯一残されたVirgin Maryの像に慰めを見いだし、祈りを静かに捧げ続けました。
1970年代には、かつて崇敬された教会が郷土史博物館として転用され、古い壁の中に過去の断片が保存されました。1992年、政治状況が変わり、Georgian Orthodox Churchのもとで正教の儀式が教会内で復活しました。
ジョージアにおける正教会とカトリック教会の争点でもあったUde Monasteryは、2012年以降、Virgin Maryの教会周辺で大規模な建築・修復が進みました。新しい柵、鐘楼、食堂、居室が古い寺院の周囲に整備され、発掘により中世ジョージア建築の断片や墓碑が発見され、現在は寺院の南側外壁に展示されています。
Ude Monasteryは過去の証言であるだけでなく、今も生き生きとした活動に満ちています。近くの尼僧院ではワインや伝統的なMeskhetian料理(jerkieやsnail marinadeなど)を生産しており、マスタークラスで料理の奥深さを学び、地元産ワインの豊かな風味を味わうことができます。
Ude Monasteryは歴史、信仰、文化が見事に混ざり合う場所で、ジョージアの大切な遺産と人々の逞しさを体感できます。ここを訪れることは過去への旅であると同時に、現在との生き生きとした出会いでもあります。
