ジョージアのサムツヘ=ジャヴァヘティ地方の中心に抱かれるツンディ湖は、訪れるすべての人に比類なき静けさを約束します。長さ216.93メートル、幅157.58メートルのこの魅惑的な湖は、自然が織りなす美しい景観を演出します。
トモグヴィ要塞からほど近く、湖は息をのむパノラマを広げます。雪解け水や雨、地下からの湧水で満たされたツンディ湖は、まるで空を映す鏡のような水面をたたえます。その成因も興味深く、西側のアハルカラキ(Akhalkalaki)火山台地の土砂崩れによってムトクヴァリ(Mtkvari)川の峡谷に生じた窪地が湖になったと考えられています。
文化的な伝承に彩られ、湖は「タマルの鏡」とも呼ばれます。伝説によればタマル女王(Queen Tamar)はこの鏡のような水面で髪を整えたとされ、その名は地域の記憶に深く刻まれています。
釣り好きにはフナ(クルーシアン・カープ)が豊富な釣り場として魅力的。静けさを求める訪問者は、美しい風景のなかで心の安らぎを見つけられるでしょう。ただし湖畔は背の高い草に囲まれており、水辺への直接のアクセスはやや難しい点にご注意ください。
アスピンドザ自治体に位置し、ムトクヴァリ川の右岸、標高1539メートルにあるツンディ湖は面積0.034平方キロメートル、流域面積1.8平方キロメートルを有します。最大水深は10.8メートル、平均水深は6.6メートルで、貯水量は約284,000立方メートルに達します。一時は爆発火口やマー(maar)だったと推測されたこともあり、地下からの流入により澄んだ淡水が供給されています。
歴史愛好家、釣り人、自然愛好家いずれの旅人にとっても、ツンディ湖の魅力は心に残る体験を与えてくれることでしょう。
