1969年に設立されたクタイシ植物園(グルジア)は、園芸と亜熱帯植物導入の豊かな歴史を伝える聖域です。リオニ川の右岸、コルヒェティ低地の東端に位置し、標高150メートルの場所に広がっています。
起源は19世紀に遡り、かつて「Tchomi Park」として知られた農園が基礎となりました。その後、植物の多様性を保存・保護する重要な役割を担い、現在は世界各地の植物・樹木・低木およそ700種を擁し、80科にわたる210種の植物が見られます。
歴史を通じて繰り返された大規模な植栽や植生の充実は、特に第二期において顕著で、かつてチョミ公園にあった亜熱帯研究機関と深く結びついています。クタイシ植物園の創設以来、新たな地理植物区ごとの区画が整備され、植物導入が活発に行われてきました。
過去25年間には、バトゥミ、スフミ、トビリシといった国内の植物園や、モスクワ、リガ、キーウ、ニキータ、ドネツクなど旧ソ連圏の諸都市の植物園から多くの標本が寄贈されました。
自然の段丘に抱かれた園内は、多彩な植生が織りなす魅力的な景観に満ちています。緑豊かな小径をたどれば、長年にわたって丹念に育てられ導入された植物たちの豊かな顔ぶれが訪問者を迎えてくれるでしょう。
クタイシ植物園は、グルジアの園芸史に触れつつ、多様な植物の静かな美しさに浸れる格別の場所です。この大切な聖域を訪れることで、世界の植物の驚異とそれらを守る人々の努力への理解が深まるに違いありません。
